目次 目次の青い文字をクリックすると内容の一部が立ち読みできます。

はじめに

T部 いのち切り捨ての実態とその元凶を糾す    藤藪 貴治
 
 1章● 3年連続4件の餓死・自殺事件
     「オニギリ食いたい」の日記を残して――小倉北餓死事件
     「次男がだめなら長男に援助してもらえ」――門司餓死事件
     「土下座までしたのに…」――八幡東餓死事件
     「働かん者は死ねばいいんだ」――小倉北自殺事件

 2章● 虐げられ、蔑まれ、命を奪われた人びと
   「強い意志で自立せよ」――ケースワーカーがお手本見せて辞退届を強要
   「子どもを施設に入れて働きなさい」――生活保護から排除される母子世帯
   生活困窮者は市外に出ていけ――生活保護難民の市外流出問題
   究極の「水際作戦」=面接ボイコット――面接主査はサボタージュで出世する
   組合弾圧とともに「水際作戦」がやってきた――蔓延する「惰民取締り思想」の根源

 3章● 「ヤミの北九州方式」のからくりを暴く
   北九州市生活保護行政の歴史的背景
   国家意思で開始された「ヤミの北九州方式」
   はじめに「300億円ルール」ありき
   「数値目標」で職員にノルマ設定
   「自立重点ケースの選定」という「数値目標」
   保護廃止への阿弥陀くじ
   数値目標で福祉事務所を競わせる
   「防波堤」としての面接主査制度
   国の監査が支配する福祉事務所の人事評価
   全国の「モデル福祉事務所」

 4章● 「ヤミ」を支える「オモテの北九州方式」
   福祉の「21世紀のモデル都市」北九州市
   「ふれあいネットワーク活動」実績は水増しでは?
   「仮想」が「実態」を凌駕する
   壮大な「住民動員」政策
   「ヤミ」+「オモテ」=恤救規則

 5章● 北九州から反貧困の狼煙を
   検証委員会も「ヤミの北九州方式」を批判
   門司餓死事件が歴史を転換させた
   北九州市を揺るがした3日間
   申請率100%の大きな成果
   市民運動が非を認めさせた
   国は簡単には「ヤミ北」を手放さない
   「生活保護の三井三池闘争」

U部 全国から見た北九州市生活保護行政問題    尾藤 廣喜

 6章● なぜ、私たちは福祉事務所長を刑事告発したのか
   3年連続の「餓死」事件の衝撃
   反貧困ネットワーク準備会の取り組み
   法律家の取り組みとその広がり
   全国会議などの公開質問状の提出
   回答の拒否と告発の決断
   何が法的に問題なのか
   北九州市の数々の「違法」をどう評価するか

 7章● 北九州市生活保護改善のたたかいの意味
   全国的取り組みが必要な理由
   私たちの取り組みに必要な視点
   全国の北九州市化をどう防ぐか
   「あの人たち」の問題ではなく「われわれ」の問題として

おわりに