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まえがきに代えて―「メイドインジャパン」を平和産業の代名詞に

1章 戦争を欲する社会にしてはならない
     ―元経産官僚が見る武器輸出解禁「悪魔の成長戦略」
                 古賀 茂明

「武器輸出三原則」を一瞬で撤廃した安倍政権
オーストラリアへの潜水艦商戦の顛末
欧米に見る「軍産学複合体」社会の恐ろしさ
どうなる防衛利権、軍事利権
良識ある官僚はますます孤立
市民が官僚にプレッシャーをかける有効な方法は
民生品の軍事転用をどう規制するか
無人偵察機のイスラエルとの共同研究
「死の商人」ではなく「希望の商人」「夢の商人」へ

2章 国策化する武器輸出
     ―武器輸出ビジネスの最前線から見えること
                望月衣塑子

日本、潜水艦事業で脱落
終始、消極姿勢だった日本
オーストラリア国内での高い失業率
焦り出す日本
百戦錬磨のフランス、ドイツ、中国のけん制
武器輸出でのリスク
武器輸出反対ネットワーク「NAJAT」設立
狙われる潜水艦技術
尻込みする防衛企業や官僚たち
「商機は薄い?」
戦後、民需優先を進めた日本
防衛装備庁の本気度にも疑問符が

3章 急進展する軍学共同にどう抗するか
     ―問われる科学者の社会的責任
                  池内 了

はじめに ―「研究者版経済的徴兵制」

1 戦後の平和路線とその逸脱
軍事研究と決別 ―1950年の日本学術会議決議
米軍からの資金援助 ―1967年の日本学術会議決議
日本物理学会の変節 ―1995年の決議
巧妙になる米軍 ―直接援助と迂回援助

2 防衛省の戦略
防衛省との「技術交流」 ―先行する軍学共同
安倍内閣の3つの閣議決定 ―デュアルユースの活用
防衛省の防衛生産・技術戦略 ―研究者攻略法
安全保障技術研究推進制度の発足 ―軍学共同の本格展開
安全保障技術研究推進制度の推移 ―発足2年間の応募と採択

3 研究者として
東大情報理工学系研究科のガイドブック改訂 ―東大学長の見解
日本学術会議の動向 ―ようやく議論を開始したのだが
研究者の言い訳 ―「愛国心」とデュアルユースと自衛論

4 軍学共同に抗する
大学への悪影響 ―誰のための・何のための研究かを省察する
私たちの運動 ―軍学共同反対連絡会へ拡大

4章 「死の商人国家」にさせないために
     ―武器輸出反対ネットワーク(NAJAT)の取り組み
                   杉原 浩司

グロテスクな本音
「武器輸出反対ネットワーク」結成前史
「モラルハイグラウンド」から「モラルハザード」へ
「紛争当事国」の存在しない世界!?
「ミスター武器輸出」堀地徹氏との対決
イスラエルと無人機共同研究へ
「レピュテーションリスク」という壁
巻き返しで狙われる学術界と中小企業
オールジャパン体制なんかいらない
日本版「軍産学複合体」の形成を止めるために
確信犯企業に対抗する
民生品の軍事転用に歯止めを
軍事費削って暮らしにまわせ
現在進行形の戦争をとらえる
武器輸出禁止法の制定へ
勝ってはいないが負けてもいない

あとがきに代えて―「武器輸出をしない」国を選び直すこと

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