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 はじめに

T なぜ医師になろうと思ったのか

  豚と一緒に逃げる/空襲の記憶
  弁当のない子がクラスの三分の一いた/持てる者と持たざる者
  すいとんはうまいものか/飢えの恐怖
  一つ目の重荷を負う/生きていることへの罪悪感
  どぶから拾われた子かもしれぬ/父の子育て観
  大人のずるさを学ぶ/担任と花瓶
  下町の中学に越境入学する/商人の街への憧れ
  二つ目の重荷を負う/丁稚奉公に行った友人
  裏切るわけにはいかない/友人からの信頼と期待

U 医師への道から遠ざかる

  オセンチ山に逃げこんで/女子に囲まれた高校時代
  第九を合唱できることに歓喜する/創立記念演奏会
  「めあき千人、めくら千人」とは/老医師の涙
  天は見捨てていなかった/運の良さで一次試験に合格
  試験官を怒らせてしまったが/本当のことを言った面接

V どんな医者を目指したのか

  チームワークを学ぼう/バレーボール部に入部
  やくざに追われながら売血の調査をする/血液銀行の疑惑
  国立大学病院でも売血があった/役人の言い訳
  大学祭で売血の調査結果を発表する/献血への道筋
  行政の体質は何も変わっていない/化血研の不正の構造
  インターン制度の理不尽に怒る/無給・無資格・無内容
  国家試験をボイコットする/白衣でのデモ
  晴れて医師になった/最後のインターン生

W インターンとして生と死を見つめる

  友人と槍・穂高への縦走に行く/西穂山頂まで踏破
  松本深志高校生パーティーが被雷した/徹夜で負傷者を看護
  自衛隊ヘリが負傷者の搬送をする/詭弁を弄し遺体も搬送
  御霊の前に頭を垂れる/学校長の心情
  はつらつと輝いていた/前夜のそれぞれの姿
  ご家族の心情に思いを寄せる/事故の状況を検証
  ひとつの命は多くの運命につながる/医師として学んだもの

X 若葉マークの医師にできることは

  朝6時から採血に取り組む/患者さんの苦痛
  ひょんなことから神経内科医への道に入る/苦手な専門科
  はじめて給料がもらえる身になる/助手に任命
  なんでもやってみよう/迷ったらGO!
  学位を取り、講師に出世する/博士号の意味
  入試委員に任命される/医師の条件
  教える・教えられるとは/医学部での授業、看護学校での授業
  鉄道自殺を間一髪とめる/少しの手助けでも
  教育の役割はゼロか?/謝恩される資格

Y 大学をやめ、十慈堂病院をつくる

  私が志した医師は、これではない/得られていない許し
  病院開設は苦難の連続となる/適性配置という縄張り
  融資を受けられない/最大の関門
  藪医者がいるわけではない/病院の竹藪の由来

Z 病院つぶしてなるものか

  勝手な要求がつぎつぎと/ダメなものはダメ
  思いやりはどこへ行った/囚人脱走事件
  資金繰りが悪化し、倒産寸前に/経営者は無給
  行き場のない老人の入院を引き受ける/なんでもこい、どんとこい!
  癌だから、ではなく、癌だけれども/父との別れ

[ 指導という名のいじめを受ける

  ようやく5年がんばれた/はじめての開院記念パーティー
  レセプトは厳しく減点された/医師会の意趣返し
  厚生省の個別指導で報酬を返還させられる/些細でお粗末な指導内容
  行政指導のやり方は変わらない/重箱の隅

\ インフルエンザ騒動で注目を浴びる

  匿名の投書をきっかけにして/初めての記者会見
  投書のいきさつと背景は、こうだ/戸惑う新聞記者
  行政当局から謝罪される/記事の内容が変化
  悪夢の日々から得たものもある/見えた、ひとの本心、そしてまごころ

] 何もかもはできないが、何かはできる

  訪問看護ステーションを立ち上げる/キュアとケア
  デイケア「ともろー園」を立ち上げる/どうせやるなら楽しいことを
  老健「やよい台 仁」を立ち上げる/在宅介護の幻想をふりまく厚労省
  頑張った先には頑張った自分がいる/甲子園を目指そう!
  生きていてよかった/ひとの役に立つことの喜びとは

 おわりに

 著者紹介