はじめに

第T部●ルポ 福祉に3度もSOSを出したのに
                         寺久保光良

 第1章 事件報道―「まさか」、そして「またか」…


厳冬の中、電気もガスも止められて
生活保護、受けられず

 第2章 仲の良い姉妹


中学生の時に両親が死亡
ダブルワークで頑張ったお姉さん
障害者施設で働く妹
札幌での2人暮らしスタート

 

 第3章 福祉に助けを求めたけれど


障害者地域相談センター
かおりさん、生活保護の相談に
明らかに「急迫状態」
国民健康保険料未加入で、医者にもかかれず
自分の洋服を売って生活費に

 

 第4章 福祉事務所は何をしたのか

市と区への公開質問状
あいまいな答えの繰り返し
25年前の悲劇を反省していないのか
生活保護利用者の切実な声の数々
ケースワーカーが怖い

 第5章 生活保護申請をめぐる数々のトラブル

申請書を渡さない
福祉事務所にはもう行きたくない
やっと福祉事務所に
「自立の助長」とはなにか
「急迫した状態」で役所がすべきこと
悲劇を繰り返さないために

 エピローグ

この25年間に日本はどう変質したのか
時代錯誤のバッシング
お墓に布団は着せられず
セーフティーネットではなく「砦」に

 

第U部●鼎談 生活保護バッシングの陰で悲劇頻発
                  雨宮処凛、和久井みちる、寺久保光良


白石区孤立死事件が語っていること
地域的な貧困の連鎖
ごく普通の女性なのに
SOSを発するということ
期待されるケースワーカー像?
濫給を恐れる余り、漏給をしてはならない
25年前と同じバッシングの狙い
厳しい扶養義務は日本だけ
生活保護は恥ではない
あいつら虫けらだから
克明な日記を残して
「ケースワーカーってかっこいい」ってなれば
伸ばした手を振り払われて
「生活保護バッシングは人を殺すんだ」ということを

おわりに